規格外野菜の販売の利点と問題点について考察

規格外野菜の廃棄と活用について何かできないかと考察。sDGSがいろんなところから言われていますが、野菜の世界はどうでしょうか。新型コロナウイルスの影響で廃棄される野菜が大量に発生しているというので勿体無いと思い、どうにかできれば農家さんも消費者もwinwinなのでは?という考えです。

多彩な販売方法

まずは規格外野菜の販売方法について。
規格外野菜を販売する方法はたくさんあって、一番簡単なのは農家さんの家の前に屋台を置いて無人販売にすれば良い。田舎の方に行くとたまに見かけるやつで置いておくだけで良いから簡単。でも売れるかどうかはわからない。

スーパーに行くと一人用や使い切りのカット野菜もあります。これは形を気にせず加工したものを販売できるので良いですね。安く仕入れて販売すればお店にも消費者にもメリットがありそうです。

需要高まるカット野菜と規格外野菜の関係
https://www.kaku-ichi.co.jp/media/tips/column/cut-vegetables-non-standard-vegetables

次にITを使った販売方法もあります。規格外野菜をオンラインで販売すれば全国のお客様へお届けできます。こんな感じ。すでにたくさんのサービスがある。

オイシックス
https://www.oisix.com/

タダヤサイ
https://www.tadayasai.com/

ウニカ
https://unica.market/

食べチョク
https://www.tabechoku.com/

他にも色々ありますが、自分で販売する方法は意外とたくさんあるんだなと思いつつ、どのくらいのメリットデメリットがあるのでしょう。

捨てられる美味しい野菜

ちょっと形が悪い野菜は「規格外」として捨てられます。畑の肥料になるものもあるし、家畜の飼料になるものもある。それでもスーパーに並ぶことはほとんどありません。

平成29年産の野菜(41品目)で見ると、収穫量約1,334万トンに対し出荷量は約1,141万トン(※2)。出荷されなかった約193万トンの一部は農家で自家用に消費されたものだが、その多くは規格外、余剰分として廃棄されていると考えられる。

https://kokocara.pal-system.co.jp/2019/06/24/food-loss/

廃棄野菜がクレヨンになることも。

こうした廃棄野菜を有効活用しようとさまざまな取り組みが行われています。そのうちmizuiro株式会社は、野菜をクレヨンにするというアイデアを生み出し、同時に廃棄野菜を利用することで、注目を集めています。今回は、mizuiro株式会社の木村尚子社長に話を聞きました。
https://agri.mynavi.jp/2018_07_24_33871/

規格外野菜活用のメリット

生産者のメリットは廃棄野菜が減ること。これがかなり大きな影響があります。
スーパーに並ぶ野菜には規格があって、大きさ、色、傷の有無など選りすぐりの野菜しか店頭に並びません。さらに野菜が売れないと供給過多となり単価が下がります。段ボール箱いっぱいに詰め込んで数百円でしか売れないとか、出荷作業の時間をかけて大赤字になるのなら廃棄しますよね。安く、しかも廃棄せず消費者に届けられるのはメリットです。

消費者のメリットは安く美味しい野菜が変えること。美しく丸いじゃがいもとゴツゴツした規格外じゃがいも。どちらが美味しいのでしょうか。多分どっちも美味しい。でも売れるのは美しく丸いじゃがいもです。同じ美味しい野菜でも形が悪いだけで捨てられるのなら、安く売ってくれたら買います。

規格外野菜の利用方法

一番は食べてもらうことだと思うので販売ですが、それができずに捨てられてしまうから課題と感じるので何かできないでしょうか。規格外野菜の利用促進は各所で始まっています。

見た目を気にしないジュースにしてしまう動きもあります。
https://www.ecoist.life/pickupsinjapan/2428

「ジュースにしてしまうのであれば、見た目や形は関係ない。」と積極的に農家の皆さんに声をかけたところ、「これまで価値を生まなかったものが商品化されて少しでも収入にできるのであれば。」と剛さんの取り組みに賛同する声が広がり、今では全国の農家から四季折々の新鮮な素材が形の良しあしを問わず出荷されるようになりました。中には、「いい果物ができたが、市場に出すにはあまりに小ロットなので何とかしてほしい」という農家の要望を受け、急遽、限定商品のジュースのレシピを開発して短期間でその果物を売り切ったという事もあるのだとか。

デメリットはないの?

規格外野菜の販売はデメリットもあります。
生産者は通常の出荷業務加えて独自販売のための出荷業務も加わるため人件費がかかります。無人販売で棚におくだけでさえ、土をとって虫食い野菜をどけて食べられるものを選定。朝早く出荷作業をしてこの作業をする余裕があるかどうか。
オンライン販売の場合は注文が来たら梱包、送り状を書き配送場まで持っていく。結構大変です。ここまでやっても捨てるよりは良いと考えるか、面倒だから知り合いに分けて終わりにするか。この「余計な手間」がデメリットです。

消費者のデメリットはどんな野菜が送られてくるかが分からないこと。無人販売の場合は売り切れたら買えないこと。スーパーに行ったら大体買えますよね。安い規格外野菜はいつでも買えるわけじゃないのがデメリットです。

余計な手間を無くしてあげれば良い?

生産者さんが出荷以外の作業に時間が取られてしまわないように仕組み化してあげられれば良い?そう考えた結果がオイシックスのようなサービスが生まれるきっかけになっています。しかしまだまだ普及しているとは思えません。おじいちゃんが一人でやっているような農家さんレベルまで広められたら良さそうですが、やはりそこは「手間」がかかります。ITを使えば解決すると提唱するのは簡単ですが、実際に利用するユーザーライクなシステムじゃないと使いにくいですよね。その仕組み化が今後の課題になってきます。

レッドオーシャンな気もしますが、6次産業化の線はまだまだ参入できそうですし、野菜のクレヨンみたいに全く異なる物への利用可能性はありそう。生産者の負担にならないような活用方法を考えていきたい。

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